こんばんは。
僕が潜在意識のことを知ったのは、確か2015年ころだったと思います。
「ザ・シークレット」という本や映画が話題になって、思考は現実化するみたいなことがネットを中心に囁かれていました。
その情報に僕も影響を受け、潜在意識について探究していました。
僕は、目の前の現実を自分の思い通りにできたらどんなに楽しいだろう?
と考えました。
現実を変えたくて、潜在意識に興味を持ったわけです。
あれから9年間、感謝ノートや夢ノートビジョンボードや瞑想、ビジュアライゼーションなどあらゆるメソッドと呼ばれるものを試してきました。
その結果、現実は思わしい方向に変化したのか??
変化したような気もするし、何も変わってない気もする。
とにかく、「潜在意識を活用して人生が激変しました!」というような劇的な変化は全くありませんでした。
今までの試みは全て失敗に終わったのかもしれませんが、これが僕の結果です。
変わった部分もあるし、変わらない部分もあるという感じです。
”思考が現実化する”と聞いてまず僕は、自分の思考を観察し始めました。
起きて欲しいことを考え、起きてほしくないことを考える時間を減らそうと努力しました。
しかし、これには限界があります。すぐに限界が来てしまいました。
まず、思考はほぼ反射的に起こりものすごいスピードで流れていきます。
そのひとつひとつを観察して、コントロールすることはほぼ不可能です。
次に僕はエイブラハムの「感情の24段階」という概念を知りました。
人が感じる感情に順位をつけて、いい感情か悪い感情か判断していく指標となる考え方です。
思考の結果として感情が現れる。
だから、感情を観察していれば、自分が何を思考しているかがわかる。
常日頃いい感情を感じていれば、いいことが起こる。
この理屈は納得できました。すぐに腑に落ちました。
本当に気分がいい時は、いいことが起こるし、全てのタイミングがバッチリ合ってくるような感覚には覚えがあります。
調子がいい時というのはそういうものです。
こんどは自分の感じている感情を観察し続けました。
しかし、感情も思考と同じでとても自然に流れていくものなのでその感情がどんなものなのか?と意識しているうちにまた次の感情がやってきてしまいます。
思考や感情の流れに意識がなかなかついていきません。
次に僕は「感情とは体の感覚である」ということを学びました。
感情とは頭で考えることではなく体の感覚として体感するものだと知りました。
確かに嫌な気分の時は、胃が痛くなったり肩が凝ってきたりします。
いい気分の時は自然と胸が開き肩や首はリラックスしています。
感情に伴って体は常に反応しているのです。
身体の感覚をナビゲーターにして自分の感情を把握し、意図的に方向性を変えていく。
これなら現実的です。
9年間潜在意識を探究してきて、ようやく実践可能な方法に辿り着いた気がします。
ふとした時に自分の体の感覚に意識を向け、じっと感じてみる。
嫌な感じがしたら、深呼吸をして体の力を抜くように仕向ける。
日常生活の中で、この自分の体に意識を向ける時間を増やしていく。
この作業を習慣化していけばいいんです。
現実は思考や感情の産物です。
このことは100%信じています。
思考と感情の遅行指数が目の前で起こっている現実だということです。
だから、目の前の現実に振り回されて一喜一憂するのはナンセンスなことなんです。
わかっていても、僕はいつもあまりにもリアルな現実に飲み込まれ、グチャグチャなマインドになってしまいます。
思考や感情のことなど忘れて、目の前の現実に釘付けになってしまいます。
当然そんな時もあります。
それはそれで、しょうがないことです。
今は以前に比べて、現実を自分の思い通りにかえてやる!!
みたいな思考もあんまり浮かばなくなってきました。
いい意味でどうでも良くなってきました。
ただ、時々立ち止まって自分の感情や身体の感覚に目を向ける習慣はこれからも続けていきます。
苦しい時やギスギスしてるとき、この習慣は僕の視野を少し広げてくれます。
広い視野が持てれば楽な気持ちで生きていけます。
僕はただ楽な気持ちでリラックスして日々を過ごしたいだけなのかもしれません…。
ここまで読んで頂き本当にありがとうございます。
今まで僕はたくさんの自己啓発系の本を読んできましたが、この本が一番わかりやすくて興味深かったです。
エイブラハムという宇宙存在が宇宙の真理をわかりやすく教えてくれます。
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