こんにちは。うーじです。
この本を手に取ったのは、ちょうど1年前です。
このYouTube動画を見たのきっかけでした。
この動画の中で数多くの成功者たちが「この本を読んで人生が変わった!」と話しているのを観て「僕も人生を変えたい!」と感化され、すぐにAmazonnでポチりました。
何年も副業にチャレンジしてもなかなか結果の出ない僕は悩んでいました。
今までにも「成功者の習慣」的な本は何冊か読んだことはありました。
しかし読んでも習慣が定着せず、また元の習慣に戻ってしまって結局本を読んだことすら忘れている始末でした。
その点この本は全然違います。
誰かの習慣を真似するのではなく、習慣そのものを分析し自分のものにする術が書かれています。
誰のどんな目標にもフィットする汎用性の高いスキルです。
「今までの自分がなぜ思うような結果が得られなかったのか?」が腑に落ちました。
そして、「欲しい結果を得るにはどのようにアプローチすればいいか?」がはっきりわかります。
僕は1度目はAudible版で聴き、その後本を購入して何度も読み返しています。
この記事では僕の感想を中心に本の内容を振り返ります。
- 何をやっても中途半端で結果が出ない
- どうしても今までの自分を変えたい!
- どうしても悪習慣を断ち切りたい!
そんな人におすすめの1冊です。
<<ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣>>「複利で伸びる」ってどういうこと?

この本の1番のポイントは『習慣の効果は複利で増えていく』ということを教えてくれる点です。
毎日1%ずつ進歩すれば、雪だるま式に進歩が重なり1年後には37倍良くなっているということです。
2年続ければ1438倍良くなる計算です。
37倍になった自分…ワクワクしますよね?
つまり、習慣の積み重ねには利子が付くということです!
積み重ねるほど爆発的に進歩は加速していくんです。
この事実は習慣を継続する上でかなりのモチベーションになります。
爆発を夢見て頑張ることができます。
失望の谷(潜在意識のプラトー)を知る

習慣による進歩はこのような指数関数的な曲線をたどります。
人はどうしても右肩上がりの直線的な成長を期待しますが、現実は違います。
初めのうちは習慣の小さな繰り返しは、全く意味がないように見えます。
薄皮を一枚一枚重ねていくようなすごく地味な作業が続きます。
しかし、努力は無駄になってなどいません。少しずつ積み重なっているだけです。
変化が小さ過ぎて見えないだけなんです。
どんな目標でも初期や中期の段階にはこの「失望の谷(潜在意識のプラトー)」が良くあるものです。
これが長続きする習慣を身につけるのが難しい主な原因です。
飛躍的な進化は潜在意識のプラトーを打ち破った先にあるのです。
努力の成果は遅れて現れるということです。
僕たちは劇的なサクセスストーリーを映画やドラマで刷り込まれてきました。
ある決定的な瞬間を過大評価し、日々の小さな改善を過小評価するのは良くあることです。
その結果成功するには思い切った大きな行動が必要だと思い込んでしまいます。
でも本当は1日10分の読書習慣や、15分の筋トレのようなごく小さな毎日の戦いが未来を決めているんです。
ムリなく成長するためのコツ

「頑張るぞ!」と一念発起して新しい習慣を始めたものの、だんだん面倒になってきてサボりたくなってしまう。
これは誰もが直面する問題です。
元々習慣そのものが目的ではなく、本当に欲しいのは習慣によって得られる結果なのだから当たり前です。
続けていれば、どうしてもやる気にならない日もあれば負けてしまいそうな日もあります。
こんな時に無理にやる気を出そうとするのは逆効果です。
習慣に嫌なイメージがついてしまい、考えるだけで憂鬱になってきます。
そんな時に役立つのが「最少努力の法則」です。
調子が悪い時には極限までハードルを下げて、マイナスを防ぐという考え方です。
読書なら「本を開くだけ」、ジョギングなら「シューズを履くだけ」、というように全く負担にならないレベルまでハードルを下げてしまいしょう。
何も進歩してないようでもどかしいですが思い切って下げてください。
習慣による進歩は複利で増えていきます。
マイナスと0の差は大きいです。
きつい時は現状維持でOKです。
とにかく習慣に対する意識を継続することです。
続けていれば調子はそのうち良くなります。
悪い習慣を見直す(習慣形成の4ステップ)

新しい習慣を形成するプロセスは4つのステップに分けることができます。
今回はジャンクフードを例に説明します。
テレビCMや動画広告で新商品の映像を見る。
ファーストフード店の前を通りかかるなど…
ハンバーガーの食感や香ばしい匂い、揚げたてのポテトなどを思い出して、
食欲が刺激され食べたいと感じる。
実際にファーストフード店に行って食べる。
食欲と感覚欲が満たされ欲求が鎮まり満足する。
習慣は4つのステップを繰り返し強化されていきます。
4つのステップの中で最も重要なのはもちろん『きっかけ』です。
きっかけさえ与えなければ欲求は生まれません。
逆にきっかけさえ与えてしまえば、自然と欲求が生まれ反応→報酬と自動的に流れていきます。
『きっかけ』をうまくコントロールすることが習慣を攻略する鍵です。
新しい習慣を身につけようとすると、必ず元々持っている悪い習慣に邪魔されます。
「元の自分に戻ろう」とする力が働くんです。
そんな時、『きっっけ』を与えない考え方が役立ちます。
・悪い習慣を連想させるものを身の回りに置かない。
・悪い習慣を思い出すような動画を見ない。
など、情報をコントロールする工夫が求められます。
良い習慣を強化することと同じくらい悪い習慣を排除することも大事です。
まずはここから!今日からできる第一歩

これから新しい習慣を取り入れて人生を好転させたいけど、『何から始めればいいのか、わからない』という人におすすめの方法があります。
まずはこの本を1日10ページづつ読む『読書習慣』を取り入れることです。
気が乗らない時は1行でもいいです。
僕もそこから始めました。
全部で300ページほどの本なので、順調にいけば1ヶ月ほどで読み終わります。
読み終わった時には、新しく何かを始めたくなっているはずです。
そこで新しい目標を立て、本で学んだ内容を実際に試してみてください。
実験感覚で楽しんでできれば最高です。
<<ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣>>40代からの挑戦は、遅くないどころか有利

僕は45歳で”複利で伸びる1つの習慣”に出会いました。
今1年ほど習慣を実践しているところです。
ひとりの実践者として「若い頃の自分だったら絶対に続かなかった」と感じます。
習慣によって人生を変化させていくには、長期的な視点に立って計画を練る必要があります。
それには人生経験があった方が有利です。
ひとつの習慣を2年続けるというのは若者にとっては果てしなく長く辛い時間に感じます。
しかし、40を過ぎた僕にとって2年とはあっという間に過ぎる時間です。
長いとは感じません。
若い頃よりは衰えを感じますが、まだまだ頭も体も動きます。
新しい習慣にチャレンジするなら40代がベストタイミングです。
まとめ(1年間実践してみた結果)

”複利で伸びる1つの習慣”を読んで1年間実践してきました。
僕が取り入れた習慣は
- 朝の15分〜30分の散歩
- 日記(ジャーナル)を書く。(内容は何でもOK)
- 15分〜30分の読書
この3つをできる限り毎日続けました。
当然できない日もありましたが、できる日は必ずやりました。
345日くらいは実践できたと思います。
最初はこの本を10ページずつ読んでいました。
読み終わったところで他の本を探しました。
「せっかくだから形に残る資格試験の本を読もう」と考え試験のテキストを読み始めました。
それを1年続けた結果『FP2級』と『SEO検定1級』の資格を取得できました。
もちろん試験前は勉強時間を増やしましたが、基本的には同じ流れで行動しました。
これが”複利で伸びる1つの習慣”を読んで1年実践して得た報酬です。
去年の自分に比べて37倍の実力がついたとは全く感じませんが、習慣に対して抵抗がなくなっているのは確かです。
僕はこのまま習慣を続けていきます。来年が楽しみです。
『未来に期待できる』というだけでも大きな進歩です。
自信を持っておすすめできます。一緒に実践しましょう!
ここまで読んでいただき本当にありがとうございます。
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