こんばんは。
最近読んだ本に「目標には意味がない」と書いてあった。
この言葉に僕はちょっとした衝撃を受けたが、その先を読み進めるとストンと腑に落ちた。
今回はその内容をシェアしたいと思う。
僕は小さい頃から目標を設定してそれに向かって努力すれば、求める成果が得られると考えて生きてきた。
学校や親からもそう教わってきたし、目標に向かって努力するのは美しいことだと思っていた。
しかし、自分の過去を思い返すと目標を立てて努力したからといってそれが必ず叶ったわけではない。
むしろほとんどの目標は叶わなかった。ごく稀に叶ったこともあったが、叶わなかったことの方がはるかに多い。これが現実だ。
ビジネスや勉強に音楽、筋トレなどで僕は華々しい目標を立て叶わず散っていった。
目標が高すぎると、遠すぎて挫折してしまう。
目標が低すぎると、すぐに次の目標が必要になる。
目標ばかり気にしていると目標設定に時間がかかりすぎて、設定しただけで満足してしまってその先のプロセスが疎かになってしまう。
良い結果を得られるかどうか?
は目標設定とは関係がない。
これは経験的に納得できる。
結果は仕組みに依存している。
成果に繋がる仕組みをしっかり考え実行することが良い結果を招くのだ。
しかし、完全に目標を無視して仕組みだけに集中したら本当に成果を得られるのか?
例えば、「自分でビジネスを立ち上げて年収2000万円を稼ぐ」という目標設定を完全に無視して、仕組みだけに集中したら本当に成果は得られるだろうか?
これはやってみないとわからないが、きっと得られると思う。
結局、実際に成果を得るには毎日少しづつでもいいから、成長していくしかない。
結果は後からついてくるものだ。
より良い結果を得たいなら、目標設定は忘れて仕組みに集中した方がいい。
目標はあくまでひとつの方向性を示すもので、それをモチベーションにするべきではない。
成功する人も失敗する人も同じように目標は持っていたはずだ。
明暗を分けるのは、毎日の積み重ね、小さな改善の繰り返しだ。
良い仕組みの繰り返しが良い結果を招く。
人は「結果を変えなければ!」と考えがちだが、本当に変えなければいけないのは仕組みの方だ。
また、「目標に達成したら幸せになれる!」というような考えも危険だ。
達成できなければ幸せを感じてはいけないとう考え方だ。
目標を持つと考えが狭くなって、自分の思い描いた通りの成功に固執してしまう。
無限にあるはずの成功の形を限定してしまうのは残念なことだ。
結果よりプロセスを本当に大事に思う時、幸せを感じるのに待つ必要はない。
自分が考え出した仕組みがしっかり回っていれば、いつでも幸せを感じられる。
本当に長続きする考え方は、目標を抜きにした考え方だ。
長続きしなければ、本当に良い結果は得られない。
目標という何かひとつの達成を目指すのではなく、終わりのない向上と改善のサイクルを発展させていくことを目的にするべきだ。
その目的の先にしか本当の満足はない。
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