こんにちは。
昨日、静岡県の浜名湖でえびすき漁を体験してきました。
夜中にちいさな船で湖に浮かびながら流れてくるエビを3時間タモですくい続けました。
初めての体験で、ドキドキして子供のように楽しむことができました。
天気も良く、風も穏やかで月も綺麗でした。
いったいどのくらいのサイズのエビがどのくらい獲れるの??
料金は??
注意事項は??
この記事ではこのような疑問にお答えしようと思います!
浜名湖のえびすき漁とは?
えびすき漁は、満潮から干潮にかけて浜名湖の水が遠州灘に向かって勢いよく流れ出す時間帯に行われます。
浜名湖と遠州灘を繋ぐ今切口から中に入った、弁天島の橋脚に船を固定し、引き潮に乗って流れ出す、奥浜名湖の車えびを網ですくうという、浜名湖の伝統的な漁法です。
漁師の専門漁であったものが体験できる、全国でも珍しい貴重なアクティビティーです。
漁期は毎年5月から9月。昔から脈々と受け継がれる浜名湖の風物詩のひとつです。
えびすき漁の予約方法と料金は?
えびすき漁の予約方法
今回僕たちは”極漁丸”さんという釣船屋さんで予約しました。
”ネットだけで予約は簡単に完了しました。
出航時間が19時〜深夜2時までと幅広く設定されているのでお好みの時間を選ぶことができます。
僕たちは5月26日の23時出航の便を予約しました。
えびすき漁の料金は?
1〜3名/ 33,000円
4名 /37,400円
5名 /41,800円
6名 /46,200円
※一組につき一隻のチャーター料金です。
※お盆期間は特別料金
僕たちは4人で予約しましたので一人当たり9350円の計算になります。
少し高い気もしますが、釣船の相場を考えれば妥当な金額です。
5人で予約すれば一人当たり8360円、6人で予約した場合は1人当たり7700円です。
6人が一番お得に楽しめますね!
《えびすきの注意事項》 服装は?船酔いは大丈夫?
服装
僕たちがえびすきを行った日は気温20℃ほどでしたが、船上は風も吹いていて肌寒い感じがしました。
体感温度は15℃くらいだったと思います。
水しぶきが飛んでけっこう濡れるので、防水のウィンドブレーカーは必須です。
また、足元の排水溝から水が入ってきますので足元はびしょびしょになります。
防水シューズかサンダルで乗船することをおすすめします。
また手元が暗くて見えにくいので、写真撮影のためにもヘッドライトがあった方が便利です。
着替えも一組持って行った方が安心できますね。
船酔い
湖なので基本的に水面は穏やかですが、微妙にいつも揺れています。
また干潮の時間が近づくにつれてどんどん揺れが激しくなりました。
エビが流れてくるのを待つ間ずっと水面を見つめている時間があります。
この時間に僕ともう1人の友達は少し気持ち悪くなりました。
エビをとり始めて、船酔いは解消されましたが乗り物酔いしやすい人は注意が必要です。
乗船前に酔い止めを飲んでおいた方がいいかもしれません。
アクセス
電車でのアクセス
JR浜松駅からJR東海道本線(新快速)で新居町駅へ(約15分)。
新居町駅から徒歩15分で新居漁港へ。
車でのアクセス
東京から
浜松西インターチェンジで降りる。国道1号線を西へ進み、新居町へ。
大阪から
名神高速道路を東へ進み、豊田JCTで東名高速道路に接続し、浜松西インターチェンジで降り、国道1号線を西へ進み、新居町へ。
いざ!えびすき漁スタート!
現地到着〜乗船
僕たちは30分ほど前に新居漁港に到着しました。
車を止め、駐車場の片隅にある受付カウンターで予約時の名前を言ってチェックインを済ませます。
えびすき初体験の僕たちは、ドキドキしてテンションが上がってきました。
4人でレッドブルを飲んで気合いをいれて乗船を待ちます。
暗闇の中に浮かび上がるたくさんの船の光。
ディズニーのアトラクションのようなワクワク感で船の上に乗り込みます。
思ったよりもボートは小さくよく揺れます。確かに6人くらいがマックスのサイズ感です。
足元に注意しながら指定された船に乗り込みます。
船の上ではまずライフジャケットを装着し、みんな釣りの仕掛けの準備をしたり忙しくしています。
ここで、運命の??くじ引きがスタートします。
各船の代表者1名が港の一角に集まり、お祭りのひも引きスタイルで抽選を行います。
釣り場の位置を決めるためだということですが、初めての僕たちには何のことかさっぱりわかりません。
抽選番号は5番。
船長曰く、「悪くないですよ。」とのことでした…
さぁ、いよいよ出航の時間です。たくさんの船が一斉にスタートを切ります。
まるで競艇のボートのように風を切って釣り場へ急ぎます。
冷たい風が顔に当たって気持ちよかったです。
釣り場の橋の下に着くと、フックを橋の橋脚に掛けてイカリの代わりにして船を固定します。
船が固定されると、船体についているライトがONされて準備完了です。
光に魚が集まってきます。
何そうもの船が水面を照らし、あたり一面天然の水族館のようで本当に綺麗でした。
あとは流れてきたエビをすくうだけ!
23時から始まった漁でしたが、干潮まではまだ時間があります。
最初の30分は潮の流れもなくただただ水面を眺めていました。
微妙に揺れる船の上で待っていると少し気持ち悪くなってきました。
まさか!!
船酔いか??
と不安になりましたが、次第に潮の流れが強くなり奥浜名湖の方から、細かい魚やくらげが流れてきました。
潮の流れはどんどん強くなり、えびも流れてくるようになりました。
エビは水面をぷかぷか浮きながら流れてきます。潮の流れに身を任せているという感じで簡単に網ですくうことができます。
おじさん4人で、「えび!えび!」と叫びながらエビをすくい続けました。
エビに集中して船酔いのことも忘れて、一心不乱に獲りました。
船の光にエビ以外のイワシや太刀魚なども船の周りに集まってきます。
この時に水中に竿を垂らせば入れ食いなのでは??
僕たちは4人でエビをすくいましたが、これは効率的とは言えませんでした。
2人でえびをすくい、他の2人は釣りをするべきです。
たくさんの魚が目の前に集まってきているのに、網では魚のいる深さまでは届きません。
釣竿は必須アイテムだと感じました。
あっという間の3時間でした。真夜中に船の上で釣りをするのは初めての経験でしたが、気づいたら夢中になっていました。
友達とわいわい騒ぎながら、エビを追いかけた時間は忘れられない思い出になりました。
楽しかったです!!
釣果は車えび500匹越え!だけど思ったより小さい
※このバケツ1杯で300匹程です
大人4人で3時間格闘した結果、500匹以上のくるまエビがとれました。
1匹づつ自分の手で獲ったと思うと達成感が湧いてきます。
満足のいく釣果が得られてホッとした瞬間です。
港に戻ってきたのは深夜2時30分頃。一気に眠気が襲ってきて疲れていることを初めて自覚しました。
えび以外にも釣果はある
ワタリガニ1匹とカワハギの仲間のギマが2匹獲れました。
エビと一緒に流されているとことを網ですくうことができました。
釣竿があればもっとたくさんの釣果が見込めたはずです。
釣果とおいしい食べ方
えびすきが終わってからそのままキャンプ場に移動して料理開始です。
生きているえびを捌くのは気持ち悪かったですが、新鮮にこしたことはありません。
エビのヒゲが時々指に刺さって痛いので、捌く時は手袋をした方がいいかもしれませんね。
ガーリックシュリンプ
(作り方)
頭を取っただけの殻のついたエビに塩を振り、みじん切りにしたニンニクと多めのオリーブオイルで5分ほど炒めれば出来上がり!
簡単すぎて拍子抜けしますが、これが一番おいしかったです。
やはり新鮮なものはうまいです!
車エビは殻が薄いので、余裕でそのまま食べられます。
スナック感覚でポリポリ食べられますが、濃厚でしっかりした味が楽しめます。
おすすめです!
アヒージョ
(材料)
・皮を剥いたエビ
・タコ
・ホワイトマッシュルーム
・ギマ(白身魚)の切り身
・オリーブオイル
・ニンニク3かけ
・赤唐辛子
(作り方)
材料を全てスキレットに入れ、塩を振り、10分ほど火にかければ出来上がり!
定番のアヒージョです。
エビは殻を剥いた方がおいしく頂けます。
いい出汁が出て美味しかったです。
バケットと一緒に食べた方が満足感が増していい感じです。
カニ汁
(作り方)
ワタリガニを真っ二つに割り、ギマ(白身魚)を1匹丸ごと入れて、焚き火の横で1時間ほど熱して出汁をとります。
そこに味噌を入れて一煮立ちさせれば出来上がりです。
今までに飲んだどのカニ汁よりもコクがあり、濃厚な味がしました。
飲んだ後の締めの一杯に最高でした!
まとめ
釣り経験のほとんどない僕でも十分に楽しめるアクティビティーでした。
網ですくえる漁なので子供から大人までみんなで楽しめると思います。
夜の湖は幻想的で、日常のストレスを忘れさせてくれるパワーがありました。
次回行く時は5〜6人で釣り竿を2本ほど追加して最高の釣果を目指したいと思います。
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