おはようございます。うーじです。
僕は「多様性の時代」という言葉が大嫌いです!
なぜなら、今の日本社会に多様な個性を許容する”寛容さ”みたいなものを全く感じないからです。
あなたは今の時代に”寛容さ”を感じますか??
確かにトランスジェンダーの人や同性愛者に対しては、昔よりは少しは寛容になったと思います。
それもまだまだ欧米諸国に比べれば、差別意識はかなり強いはずです。
また、東南アジアやフィリピンの方が昔から性に対して寛容でした。
トランスジェンダーの人や同性愛者に対しても、日本はまだまだ後進国です。
日本は今だに、人の個性に対して全く解放性がない国です。
性に対しても、あらゆるマイノリティに対しても、日本は全く閉鎖的です。
人種の多様性、食の多様性、働き方の多様性。
一言で多様性といってもたくさんあります。
昔に比べて選択肢が増えたことは確かです。
しかし、選択肢が増えることが多様性でしょうか?
多様性の時代とはそれぞれの持つ個性、人種や身体の特徴、感じ方や考え方を尊重し合い助け合い発展していくことだと僕は考えます。
それには、他を認める心の余裕が必要です。
豊かなマインドがなければ他人の個性を尊重することなどできません。
今の時代を生きる日本人に他人の個性を認める余裕があるでしょうか?
みんな自分のことで精一杯で、他人を尊重しているゆとりなどないように見えます。
みんな何となく殺伐としていて神経質です。
ルールがどんどん厳しくなり、”右へ倣え”の画一的な風潮はどんどん強まっています。
若者は息苦しさを感じているはずです。
レールの上を進む者と、道を外れてドロップアウトする者、二者択一です。
二者の溝は深まるばかりです。
ちょうどいい緩衝地帯というものがなくってしいました。
2023年、高校生のなりたい職業第一位は男女共に、「国家公務員・地方公務員」だそうです。 出典:マイナビニュース
どこにも多様性などありません。
若者たちは道から外れまいとビクビクしています。
体を張って悪い見本を見せてくれる大人もいなくなってしまいました。
とにかく将来が不安なんです。
今の日本はそういう時代です。
僕はそれが悪いと言っているわけではありません。
「昔の日本はよかった」と感傷に浸るつもりもありません。
ただ、どこが多様性の時代なんだよ??と思っているだけです。
今の時代のどこを切り取って多様性の時代だというのか?
全くわからないということです。
だから、テレビやニュースで「今は多様性の時代ですから」みたいな言葉を聞くと凄く違和感を覚えるんです。
今は多様性とは真逆の窮屈で鬱屈した時代です。
みんなもう気づいているはずです。
無理矢理ポジティブな言い方をしないでほしいんです。
白々しくてイラつくのでやめてほしいんです。
欺瞞からは何も生まれません。
そう思いませんか??
将来に明るいビジョンが見えない、不安の時代をみんなで力を合わせて乗り越えていきましょう!
これが正しいスローガンです。
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